やる気がでないとき1

みなさん、こんにちは。

普段、語学関連を教えているのですが、ここでは、心理学なども含めたコーチング、カウンセリングなどの視点から、「気持ち」や「心」について、考えていきます。

初回は「やる気」について、考えたいと思います。

皆さんの中には、海外旅行に行って、「ああ、もっと英語が話せたらなあ~」と思って、帰国後、駅前の英会話スクールに通った、なんて人もいるかもしれませんね。続いてますか?いつの間にか惰性になったり、他のことに忙しくなってやめてしまったり、という人はいませんか?

他の習い事でも同じです。何か資格を取ろうと思って、頑張り始めました。本も買った。通信講座も受けた。学校にも通った。けど、何か最近やる気がでない。そんな経験はないですか。

 

 

それで、今回は、続けたい気持ちはあるはずなのに、なぜかやる気がでないということについて考えます。

今回のポイントは「初心を思い出す」です。

「初心を忘るべからず」という言葉があるのですが、それは、はじめ始めた時のように、「謙虚であること」と「真剣さ」をずっと持ち続けろ、という意味ですね。とはいっても、急にその時の「謙虚さ」「真剣さ」を思い出せ、と言われても難しくないですか。

私も長年英語を勉強しましたし、今も話せたらなあ、とは思っています。でも、なかなかやる気がでません。でも、ここが大切なことなんですが、語学は続けないと、力が落ちてきてしまうんです。

皆さんも経験あるかもしれませんが、語学はスポーツに近いところがありますよね。日々の練習を怠ると、実力が落ちてくる。スポーツしない人は、楽器で考えてもいいかもしれません。大人になってから、子供のころの夢だったピアノを始めたり、ギターを始めたりしたけど、しばらく練習していない今、ちょっと弾いてといわれても、いい音が出せないこともありますよね。

「継続は力なり」。わかっているけど、続かない。さあ、どうしましょう。そのときに力になるもののひとつが「初心」です。それを思い出した時、コーチングでは、その場面を思い出して、「ああ、私、こんなことがやりたい、ほんとうにやりたい」という気持ちにつながって、「だから、今、これをやってるんだ!!」ってわかると、すごい原動力になりますよ。私の先生はこれを「エネルギーの源泉」っていってます。

でも、わざわざ、「初心をわすれるな」という言葉があるぐらいだから、ふつうはわすれます。

だからこそ、

★★初心を思い出せる努力をしましょう、ということです★★

スマホの待ち受け画面に写真を貼っておく。手帳に書いて、毎日見る。

毎朝、5分、そのことを考える時間を作る(ルーティーン)とか。

 

以上です。

ほかの視点では、「急に結果を求めない」「努力を記録しろ」「完璧主義より時間で区切る話」などもあります。これは別の回でお話ししますね。