母語じゃない言語をどうして、いつの間にか理解できるようになっているんだろう?
ということを研究した人にクラッシェンという人がいて、その中にモニター仮説というものがある。
ここは、そういう理論を吟味する場所じゃないから、超アバウトにいうと、「学校で勉強して知ったルールっていうのは「学習」で、実際のスムーズなコミュニケーションには、全然役にたたない。」という意見。
たとえば、こういうときは、the で、 こういうときは、a か an というのを勉強したとして、人とコミュニケーションをとったときに、さっと正しいものがでてこない。a だっけ? the だっけ?と頭の中で悩んで、ギクシャクする。
私の場合は、play piano,play baseball などをいおうとするときに、どっちかに、the がつくんだよな、ああ、どっちだったって?で、止まってしまって会話が進まない。
ぐらいなら、いいけど、あいまいな理解の癖に、言った後、自分の英語を「だめだ、違ってるよ」としかってくるんです。
で、ますます、緊張して、離せなくなる。
the はこんなときに使います、と勉強する、そして、それが、裁判官として、
頭に残っている。で、何かミスったときに「アウト!」としゃしゃり出てくる。
このことをモニターといいます。
この裁判官、どうします?
はじめから、外交的で、しかも、あまりミスを気にしないタイプだったらいいんだけど、
語学学習ではじめから、厳しく「ただしく、ただしく」って直された人は、
この頭の中の裁判官、強いかもしれないですね。
じゃあ、どうすれば?
ひとつは、気にしないようにする、なる、なんですけど、
「マッコリ学習法」という韓国語の勉強法があるんですけど、お酒を飲んで、裁判官も酔っ払わせて、黙らせる、っていう方法です。
皆さんの頭の中に、裁判官いますか? 語学だけじゃないかもしれないですけど。
最近のコメント