前回の「です」の話、どうでした?
かわいい「です」と きれい「です」の 「です」はちょっと違うんだよ、と
知ってるだけで、
日本語を教える時のヒントになるかもしれません。
今日は違う話です。
「私は 稲美わこと です」 いいですよね、名前だもの。
「私は、日本人です」 いいですね、 ”I am a Japanese.”ですよね。
じゃあ、
「私はみそラーメンです」「私は明日です」「田中さんは事務所です」
は、どうでしょう?
この「です」は、 「私は日本人です」とは、違う感じがしませんか?
英語に直訳すると ”I am tomorrow.” なんだ?これは? となってしまいます。
実は、「です」は、なくても意味は通じますけど、
感覚的には、すでに相手にわかっていることを省略してますよ(プラス丁寧に話してます」よ)という合図なんです。
「Aさんは、何を注文しましたか?」「わたしは味噌ラーメンを注文しました」
「Bさんは、いつ、面接を受けますか?」「わたしは明日、面接をうけます」
「田中さんはどこにいますか?」「田中さんは事務所にいます」
みてわかる通り、質問と同じ部分がありますよね、太字の部分。これはもうお互いわかってることだから、「です」で言わずに打ち切っちゃってるんですね。
だから、これは、省略とか「です」で同じ部分の代わりをさせる、でも、なんでもいいですけど、
★★質問、答えを丁寧に書いて、同じ部分を消して、「です」に変えることができる★★
それを、教える時にみせたら、 日本語学習者の悩みも一つ減るかもしれませんね。
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