「静かにしなさい」「俺の話をきけ」タイプの先生へ1日本語学校編

教室がざわついています。

やばい、このままだと、コントロールができない、

「おい、しずかにしろー」

しずかにならない

「しずかにしろー」

しずかにならない

突然、ばんと黒板をたたいて、

「こら、何しに日本へきてんだ、勉強しないんだったら、国へ帰れ、このやろう」

(そもそも、このクラスにわかる日本語ではないが、

学生たちは、怒っているのだけは、分かって静まり返る)

先生 にっこりして 「はい、では、つづけますね」

学生たち にっこりして 「は~い、先生」

 

そんな風になりますか?

どう思います?

まあ、にっこりして部分はフィクションで、まあ、こんなに切り替えられないでしょ?という皮肉ですけど、

その前までは、ありがち?すくなくとも私自身の経験としてもありました。新人のころ、特に。

 

自分で思うことは、「教師として、なめられてはいけない、きちんとしからないと、学級が崩壊する」

ああ、えらい人に『あなた、クラスをコントロールする力がありませんね。来期から来なくて結構です』と言われたくない、、、」など、 恐怖ですね、教師が教室で切れる理由のひとつは。

でも、今日は、その恐怖とどう立ち向かうか、という話ではありません。リクエストがあれば、また、考えますけど。

 

今日は、なぜ、うるさくなってしまったのか?ということを冷静に考えてほしいというお願いです。

 

もしかして、単純に先生の話した言葉の中に難しい言葉があって、それについて話していたのかもしれない。

もしかして、先生が問題をやるように指示したのだけど、「どうやるの?」やり方がわからなくて、こまってたのかもしれない。

いずれにしても、先生の言っていることがわからなくて、学習者が困っているのに、

先生がそれに気づかずにそのまま、マシンガントークをしているようなときに、ざわつきやすいです。

真面目なクラスであってもです。

 

だから、ざわつきだしたら、

まずは、深呼吸。パニックにならず、

何がわからないの?どうしたの?と冷静に聞いて、対処していくこともできる場面もあるのかな、と思います。

 

あくまで、あくまで、視点を変えるヒントです。

うまく、「しずかにしろ」そのものを悪いと否定しているわけではないので、ご了承を。