日本語を教えるヒントー自己紹介だって、いろんなレベルがある

自己紹介っていろんなレベルがあると思うんですよ。

本当に初めて勉強するひとには、丸暗記で

わたしは(なまえ)です。

(くに)からきました。

どうぞよろしく。

だけでいいと思うんですね。それでも、日本語で話した気分になるし。

初めて学んだ外国で、これが言えたら、結構うれしいですよ。

めろなーむ(なまえ)ほ

(くに、まち)ばーたあえ  (なんちゃって、ネパール語だから、つっこまないでね)

といって、ネパール人が「おお、すごい」と喜んでくれたら、私たちもうれしいわけです。

で、自己紹介はこれで終わりじゃない。

少し言葉が増えてきたら、

私は(  )が好きです。

私は(  )が嫌いです。

さらに、家族のこと。仕事。など、話せるようになる。

さらに、勉強すると、性格や、それを示すエピソード。

さらに、将来の夢とか、いろいろレベルを上げていくことができます。

ペアでやるときは、聞く技術も必要になってきますけどね。

クラスで、やるときは、

他でも書いたと思うのですが、

まず、先生が自己開示(しかも、クイズのように、当てさせて、ひと盛り上がり)

その後、何人かに聞いたりしつつ、

必要な語彙をシートかホワイトボードで確認。コーラスしてもいいし。

この中の言葉を使えばいいからね、という安心感を与えた後、

グループやペアでやってみたら、どうでしょうか。

まとめとしては、自己紹介は、レベルに合わせて、何度でもできますよ。という話でした。

最後に私のおすすめは、「わたしのすきな〇〇」で、アニメとか、映画とか、紹介してもらって、それを自分が見ることです。

まったく、聞いたことのないアニメ「fate/stay night」や「ラブライブ」で学生と盛り上がれるのも、学生の自己紹介がきっかけでした。