人前で緊張したら1

皆さん、人前で、プレゼンテーションをするとか、スピーチするとか、教壇に立つとか、

そういう場面で猛烈に緊張する方はいませんか?

私も、講演会などでは、緊張しています。

さあ、どんな話をしたら、皆さんに響くだろう、伝わるだろうか。

どんな活動をしたら、楽しんでもらえるだろうか。

たぶん、この緊張感はずっと、なくならないだろうな、と思っています。

何回、やっても。何年続けても。

やっぱり、できるだけ、いい会にしたい、いい場所にしたい、いい学びになってほしい、とか、

そう思っているからこそ、緊張するんですものね。

で、今日お伝えしたいことは

緊張しなくなったら、それは、もう「もっとよくしよう」という向上心がなくなった、ということ。

慣れで、やっているだけということ。

だから、私はこれからも、緊張を楽しみつつ、

直前まで、悩みたいと思います。どの話をしようかな、と。

今の私だったら、講演会なら、「どんな話をしたら、多くの人が何か気づきがあるだろう」

ワークショップだったら、「どんな活動をしたら、この人たちは、ドキドキしながらも楽しんで、何かつかんでくれるだろう」

日本語を教えるときだったら、「どんな場面を出せば、目の前の学生が、この表現は必要だな、と思ってくれるだろう」

日本語の先生の卵だったら、「どう伝えれば、今の学びが将来の指導に役にたつ、ということを実感してもらえるだろう:」

それで、緊張感は、取れないのです。でも、そんな自分も素敵だな、と思うようにしています。

皆さんも、「緊張」したら、あ、自分は、「今「向上」したいと思ってるんだ」と自分に誇りを持ったらどうでしょう。

そして、それが「みんなに伝わるかな」と思ったら、「私はみんなのためを思って、緊張しているんだな、いいぞ、私」という気持ちでいられたらどうでしょう。

なお、私を直接ご存じの方、「うそ、緊張しているようには、見えない!」って?

いえ、緊張しているんです、でも、みんなそんなもの、実は、緊張してても、そうはみえない、ってケース結構あるんですよ。自分ではわからないから、周りの人に聞いてみてください。