先生が学生の前で「難しいよね」というと、「あ、難しいんだ」「じゃ、私にはできない」「僕には無理だ」と思ってしまう学習者がいます。だから、言葉の使い方は難しいよね、という記事を書いたことがあります。
今回は、その関連で、言葉の使い方、一般編です。
「難しい」って言葉 ありますよね。
どのくらいの頻度で使ってますか?気にしたことない人は意識してみましょう。
仕事柄、日本語の先生になりたい人と接することが多いのですが、
私がよく日本語の先生の卵に話すことがあります。すでに、最初に話してるんですけど、もう一度。
(わこと先生)
授業中に「難しいですか?」とか「難しいよね」って言うのは、生徒さんに 「ああ〜 日本語って難しいんだ」って意識を植え付けてることになりますよ。まず、難しいって言葉を使わない。さらに、生徒さんが難しいって感じないように
簡単に教えるのが、教師の仕事の一つでもありますよね。
なんか、偉そうですね。すみません。
ところが、コーチングや対人支援を学んでいる時は、自分が生徒ですけど、
ついつい、難しいって言葉 使っているんです。
わこと「理屈ではわかるんですが、実際にクライアントを前にすると難しいですね」
先生「ん?今、なんて言いました?」
ハッとなるわこと「あ、ふか~いですね」
先生の教えは、「人生の課題や学びについては、「難しい」から「深い〜 面白い〜」という言葉に変えていけ」 ということ。何度も聞いていた直後の会話だけに、自分でもがっかり。
自分の専門分野で指導している時は 「難しい」という語彙を使わないように指導しているくせに、
自分が学びの立場になるとそれができない。
ほんと「難しい」あ、ちがった「ふか~い」ですね。
皆さんも、何か人生?仕事?家族?なんでも、「難しい」と言いそうになったら、
「ふか~い」「面白い」という言葉に言い換えて、いってみませんか?
お金も、かからないし、何か気分が変われば、儲けものですね。
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