「の」の話2「私の本」と「私の」

「私の本」の「の」は 助詞ですね。 「名詞の名詞」で、所有者を示している。

一方「私の」の「の」は、名詞の役割を果たしてますね。

「私のをすてた?」という時の「の」は、「を」という助詞の直前にあって、名詞の役割なんです。

こまかいことはおいておいて、

「の」が名詞と名詞をつなぐ役目をしたり、「の」自身が名詞になったりすることを知っておくといいですね。

前回やった、 「つくるのが趣味です」の「の」も 動詞を名詞化した、名詞。「の」大活躍です。

「わたしの本」=「私の」(本・省略)

これって、他の言語にもありますよね。

英語で、 Tom’s bag  だけじゃなくて、 It’s Tom’s. (それはトムのだよ) でもOK.

タイ語も、クラパオ(カバン)コング(の)ソンポン  だったら、 ソンポンのカバン

コング(の)ソンポン だったら  ソンポンの    になるのだ。

 

ということで、「の」が名詞代わりになる話でした。

(追記) 人のものでなくてOKなことが多く、いろんな状況で使います。人によって、違うかもしれませんが。

7月のフェスはいかないけど、8月のは行く。

東京の水はあまいけど、大阪のは辛い。(例文です、フィクションです)