教え方を学ぶヒントー形だけ真似をして失敗テニス編2

今回は、そんなこと、本人はまったく、意識してないというのがテーマです。

だから、意識してそこをまねても意味がない!

テニスの話が続いてしまいますが、

バックハンドの打ち方に

手首を折る、っていう写真がいっぱいあったんで、やったんです。

イメージがわかない人は読み流してください。

一生懸命、ラケットを後ろに下げるとき、手首を90度ぐらいまげて、

止めて、確認してから、素振り、なんていうことをやっていました。

でも、ボールが来るときにやると、うまくいかないんです。

実は、、、

 

それは、脱力して、後ろにラケットがある状態で

腕を前にだすと、本人はその形を作ろうと意識しないでも、自然になるフォームだったんですね。

だいぶ後から気づきました。しかも、脱力中。まったく意識してない。

手首に力入れてない。

私、分析好きなので、

その写真をみて、ラケットをさげるとき、むりやりその形を

自分の力で作ってたんです。

プロ選手。 体幹などを使って、体を回す、すると腕の先のラケットが

遠心力で振られるような感じで、前にでてくる。

その時の手首は力ははいっていない。単にラケットの重みと、体が腕を引っ張る作用の

間で、たまたま、自然にその形になった。

 

わたし、 そのたまたま、自然になっていた、形を手首に力をいれて、

作った上に、体幹や遠心力など、プロが意識しているような体の動きはまったくしていなくて、

撃沈。

人と会話しているとき、例えば、プロのコーチが「うん、うん」とうなづきがうまい上に、笑顔がいい、なんて思うと、つい、笑顔とうなづきばかり目がいってしまうんだけど。

もしかしたら、もしかしたら、

その人は、相手の心の動きを追おう、とか、相手の気持ちを楽にしよう、とか、別の目的で一生懸命やっていて、その結果、はたからは、うなづきと、笑顔がみえているだけかもしれない。

先生でも、リアクションがうまい、とか、質問が多い、とか表面上はそう見えるかもしれないけど、

単に学生がわかったかな、いいたいことがいえたかな?とそれだけを意識しているのかもしれません。

 

だから、表面上の結果をまねするのもあり、かもしれませんが、

できれば、本人に何を意識しているの?と聞いてみるのもいいかもしれませんね。