前回の続きです。
自分の中のアクセルさん、ブレーキさん、両方の言い分を聞く。じっくり聞く。それが大切。
その時に、ブレーキさんも、自分のことを思ってくれてる、っていうのが大前提。
カウンセリングやコーチングでは、いろいろな技法があると思うけど、
一人でやるときは、紙に難で、怖いのか、なんで進むことに躊躇があるのか、
わ~っと書き出していったら、いいんじゃないか、と思います。
それで、まずは、言い分を聞く、ひたすら聞く。
その中で、「ああ、ブレーキさんも、自分のことを真剣に考えてくれてたんだ」という気持ちになれば。
後は、お互い納得いく方法を探していきましょう。
ボクシングのことでいうと、やりたいけど、ブレーキがかかって、ジムに見学にもいけない。
「どうして、いきたくないの」
「だって、いきなり体験とかいって、殴られたら痛いかもしれない。
それに、脳打って、後で勉強できなくなったら怖いし。
お前みたいな体でボクシングなんて、むりだ!と馬鹿にされるかもしれない。
そもそも、通いだしたら、絶対痛いよ。
まわりも喧嘩好きのこわい人ばかりだったら、何されるかわからない。」
なんだか、体の痛み、脳への障害や、馬鹿にされたりする人間関係が怖いようです。
アクセルさんのやりたいという動機は
「もっと、強くなりたい。馬鹿にされたとき、言い返せるぐらいの自信がほしい。
今まで、ひとつのことに熱中したことないから、これをやったら、自信になると思う。」
で、ブレーキさんに聞いてみる。アクセルさんの話はどう?
「うん、同じ。全部、同じ気持ちはあるよ」
気持ちは一緒だった。
じゃあ、どうしたらいいだろう。
ここからはブレーキさんも納得する、びびらない第一歩、 ベイビーステップを探します。
たとえば、
ブレーキさんの言い分1「だって、いきなり体験とかいって、殴られたら痛いかもしれない。」
じゃあ、見学だけで、体験しなくてもいいですか、とメールで先に聞くのはどう?
ブ「それなら、いいかも。
言い分2「お前みたいな体でボクシングなんて、むりだ!と馬鹿にされるかもしれない。」
ジムのブログとか、ホームページみたり、他のジムのページみたりして、どんな人が来てるのか、貧弱な体で頑張っている人を調べるのはどう?」
ブ「うん、そういう人も頑張ってたら、見学はいけるかも」
というように、ひとつひとつブレーキさんの心をほどいて、いきなりじゃなく、進めていくという方法も
ありますよ、というご紹介でした。
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