自分の中のブレーキ3

 

前回の続きです。

自分の中のアクセルさん、ブレーキさん、両方の言い分を聞く。じっくり聞く。それが大切。

その時に、ブレーキさんも、自分のことを思ってくれてる、っていうのが大前提。

カウンセリングやコーチングでは、いろいろな技法があると思うけど、

一人でやるときは、紙に難で、怖いのか、なんで進むことに躊躇があるのか、

わ~っと書き出していったら、いいんじゃないか、と思います。

それで、まずは、言い分を聞く、ひたすら聞く。

その中で、「ああ、ブレーキさんも、自分のことを真剣に考えてくれてたんだ」という気持ちになれば。

後は、お互い納得いく方法を探していきましょう。

ボクシングのことでいうと、やりたいけど、ブレーキがかかって、ジムに見学にもいけない。

「どうして、いきたくないの」

「だって、いきなり体験とかいって、殴られたら痛いかもしれない。

それに、脳打って、後で勉強できなくなったら怖いし。

お前みたいな体でボクシングなんて、むりだ!と馬鹿にされるかもしれない。

そもそも、通いだしたら、絶対痛いよ。

まわりも喧嘩好きのこわい人ばかりだったら、何されるかわからない。」

なんだか、体の痛み、脳への障害や、馬鹿にされたりする人間関係が怖いようです。

アクセルさんのやりたいという動機は

「もっと、強くなりたい。馬鹿にされたとき、言い返せるぐらいの自信がほしい。

今まで、ひとつのことに熱中したことないから、これをやったら、自信になると思う。」

で、ブレーキさんに聞いてみる。アクセルさんの話はどう?

「うん、同じ。全部、同じ気持ちはあるよ」

気持ちは一緒だった。

じゃあ、どうしたらいいだろう。

ここからはブレーキさんも納得する、びびらない第一歩、 ベイビーステップを探します。

たとえば、

 ブレーキさんの言い分1「だって、いきなり体験とかいって、殴られたら痛いかもしれない。」

じゃあ、見学だけで、体験しなくてもいいですか、とメールで先に聞くのはどう?

ブ「それなら、いいかも。

言い分2「お前みたいな体でボクシングなんて、むりだ!と馬鹿にされるかもしれない。」

ジムのブログとか、ホームページみたり、他のジムのページみたりして、どんな人が来てるのか、貧弱な体で頑張っている人を調べるのはどう?」

ブ「うん、そういう人も頑張ってたら、見学はいけるかも」

というように、ひとつひとつブレーキさんの心をほどいて、いきなりじゃなく、進めていくという方法も

ありますよ、というご紹介でした。