「今、結婚しています」という言葉がなんだか、おかしいのは感じられますか。
「結婚しています」は、OK。だけど、「今」がつくと、「今、この瞬間」というイメージでとらえた人は、
違和感を感じるでしょうね。でも、「今」を「今、現在」ととらえた人は、まあ、そういう日本語もあるよな、と思ったかもしれません。でも、そういう人でも、何か離婚の匂いを感じませんか。
例えば、「あのひと、独身?」「結婚していますよ」というのと
「あのひと、独身?」「今、結婚していますよ」というのでは、感じがだいぶ違いますよね。
別の例ですけど、
「あの人の名前、知ってる?」「知ってますよ」
「あの人の名前、知ってる?」「今、知ってますよ」 も違う。
後の方は変だと思う人もいるでしょう。いや、昨日は知らなかったけど、今は知ってる、って自慢したいんだ、とか、状況をつくれば、わからないでもない、という人もいるでしょう。
ともかく、「今」がつけにくいのは、確か。
そして、Be ING も変だというのは、分かりますか?まさにしている真っ最中、じゃないですものね。
実は、こんな風に、一度、何かがあって、変化して、ずっと変わらない、(いま、変わらない真っ最中)ときにも、
「ています」が使えるんです。
だから、(独身という状態真っ最中)→「結婚」→(「結婚している」という状態真っ最中)
(知らないという状態真っ最中)→「知った」→(「知っている」という状態真っ最中)
真っ最中とか、つけると、「今」みたいだろ、と専門家に怒られそうですけど、「ています」の気分をそこで出しました。
こんなのを、結果状態とか、状態の継続 などの用語を専門家は使いますが、皆さんは、そんな言葉を使う必要もありません。
ポイントは、 「今、食べています」とは、別のタイプの「ています」があること。
その一つに、なにか出来事があって、その後にずっと続く状態を「ています」で表すことがあること。
です。
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