「きました」の話2「がんばってきました」の意味

きました   は  移動を表すんでしたね、こちらに近づいて、今ここにいる感じ。

で、「居酒屋で飲んできました」は  時間差 (動作)と(移動)

「雨が降ってきました」は、同時のイメージ。人によっては開始のイメージ。

どちらのことも表せるのは 移動の動作の一つ「走る」で

「グラウンドで走ってきました」 時間差

「遅刻しそうになって、走ってきました」同時。

 

という話を前回しました。

では、「がんばってきました」の意味は?

「ええとね、テストとかコンテストとか、発表会があるとするじゃないですか。

その後で、「どうだった?」って聞かれるわけ。その時に「がんばってきました」っていいます。

この時は、「飲んできました」と同じ、時間差ですね。」

はい、なかなか、臨場感のある例をだしてきましたね。伝わりやすいです。他のケースある?

「う~ん、同時というのがイメージできないんですよね。」

あまり、使う人もいないかもしれませんが、

例えば、山奥の小屋で、待っている人がいて、そこを目指して、転んだり、血を流したりしながら、

やってきたとして、「わあ、来るの大変だったでしょう」と言われたら、「はい、頑張ってきました」という?いわない? これは保留ですけど、同時というのなら、こんなイメージですね。

他の意味はありそう?

「え、他の意味ですか?頑張ってきました、、、あ、「五年前から、合格するために頑張ってきました」」

その意味は?

「ずっと、つづけて、休まずに、なんて意味じゃないですか?」

そうですね、継続しt、やっている感じです。他に例文 つくれる?

「そうだなあ、 「10年ずっと、あなたを思い続けてきました」とか、「続けて」がもう入ってますけど」

他には?

「この静かな町に15年暮らしてきました。これからも暮らしていきます」

いいですね。 継続感でてますね。 その継続があって、「今」ここにわたしがいる、という感じがでてます。

 

ということで、時間差、同時?(人によっては違和感)、継続で、

3つの意味が「てきました」にあることがわかったのが今回です。