検定対策ことはじめ「動詞」から

日本語教育能力検定試験という

日本語の先生になるための資格試験があります。

毎年、たくさんの人が受験しています。そして、合格、不合格、喜び、悲しみ。

12月後半は、そんな結果発表の季節。

私も、今回だめでもう一度、がんばろう、という人、

なんだかよくわからないけど、受けてみたいな、という人向けに、

ちょっとでも役に立つ記事が書きたいと思いました。

自分で勉強する前の、準備体操のような感じで、読んでもらって

勢いつけて、自分の勉強に入ってもらえたら、うれしいです。

 

★動詞のグループ

ということで、今回は、動詞のグループについて。

日本語の動詞は、活用で3つのグループに分けられます。

5段活用の動詞 の「ま」ない の「み」ます の「む」 の「め」 の「も」う

ここでは、「まみむめも」と活用しますね。

ちなみに、それぞれ「ない形」「ます形」「辞書形」「命令形」「意向形」と呼ばれることが多いです。(ほかの言い方もあります)

1段活用の動詞 た「べ」ない た「べ」ます た「べ」る た「べ」ろ た「べ」よう

そして、例外的な不規則動詞

来ます、と します

「こ」ない 「き」ます 「く」る 「こい」 「こ」よう

「し」ない 「し」ます 「す」る 「し」ろ 「し」よう

5段動詞を1型とか、1グループとか、子音動詞と呼び、1段動詞を2型、2グループと呼ぶこともあります。(不規則は、3グループ)

 

以下は、本当に初めての人は、飛ばしてね。

5段動詞を、u-verbとか 子音語幹動詞と呼ぶこともあります。

nom-anai  nom-imasu    nom-u  nom-e   nom-ou  のように

変化するので、変わらない部分(語幹)は、nom で子音mで終わるから、子音語幹動詞。

辞書形が nom-u で 変わらない部分に-uをつけるから、u-verb (verbは動詞の意味です)

1段活用は、 Ru-verb や  母音語幹動詞。

tabe-nai   tabe-masu  tabe-Ru  tabe-ro  tabe-you で

変わらない部分(語幹)は母音e で終わるから 母音語幹動詞

辞書形が 変わらない部分 tabe に- Ru をつけるから、 Ru verb。

ちなみに、なぜ大文字のRを使うかというと、1段動詞と区別するため。

tor-u  は5段  tor-anai    tor-imasu   tor-u

mi-Ru は 1段 mi-nai      mi-masu    mi-Ru

になるけど、アルファベットで、動詞を書いたとき、

toru   uru   keru    という1グループ(5段)と

tabeRu  miRu  neRu  という2グループ(1段)がしっかり区別できるようになっているんです。

 

★グループの見分け方について

さて、他の記事にも書いたことがあるかもしれないけど、

始めに「ます」の形から学んだ学習者は、

それが5段か、1段かの違いによって、活用させるからグループがわからないと活用できない。

 

たとえば、

「おきます」 の辞書の形、ない の形 は何ですか?

「きます」は?

(考える時間)少し、スペース開けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8時におきます なら 1段  おきる おきない

荷物をおきます なら 5段  おく  おかない

 

服をきます なら 1段    きる  きない

学校へきます なら 不規則  くる  こない

 

 

ということで、グループを知ることは学習者にとって非常に重要なんです。

先生としては、

来る」 する」の2つは不規則として

辞書の形が「る」で終わらなければ、5段 「聞く」「話す」「飲む」などなど。

辞書の形が「る」の時は、そのまま「る」の代わりに「ます」が使えれば、1段

例「みるーみます」「たべるーたべます」

そうでなければ、5段です。

例「とるーとます」× 「うるーうます」×  だから、5段

 

もうひとつ  ます を る にできれば、1段、できなければ、5段

みますーみる  たべますーたべる 1段

とりますーとりる×  うりますーうりる× 5段

ただし、これは日本語を知っているからできる技で

学習者は、「とります」が 「とりる」か「とる」か知らないので、

グループを知る必要があるのです。

初級の教科書は

「ます」の形から入るものが多いので(辞書の形から入るのもあります)

その場合は、

ますの前が「え段」(えけせてねへめえれえ)だったら、100% 1段動詞

で 「い段」(いきしちにひみいりい)だったら、5段動詞が多い。と教えるテキストもあります。

その場合「い段」+ます  の形で 1段は例外扱いで、きちんと伝える必要がありますね。

5段動詞(たくさんある)

あ「い」ます き「き」ます  はな「し」ます  ま「ち」ます

し「に」ます あそ「び」ます の「み」ます と「り」ます

1段動詞 たとえば、

「み」ます 「い」ます  お「き」ます  お「り」ます  か「り」ます

お「ち」ます   などです。

 

ということで、今回は、動詞のグループの話でした。

お役に立てればうれしいです。