共感と同情1で、
私もあなたと同じ道をたどってきたら、あなたと同じ状況にいたら、
同じように考えて、同じように行動したと思います
という「魔法の言葉」が「共感」だ、って話をしたのですが、
つまり、これは、その人の人生を子供のころから今まで、追体験して、
ああ、そんなつらい経験してたら、自分でも、ここで、パニックになって人を傷つけて
しまうなあ、と思うことです。
だから、もし、異文化に接していて、例えば、(やけにリアルな例だけど)
日本語の先生をしていて、どこかの国の学生が、バイトばかりで、宿題はしてこない、
教科書は持ってこない、すぐ寝る。(だから、先生としては「何しに、日本に来たの?
勉強に興味ないなら、帰ればいいのに!」という気持ちになることがある)
で、その時に、(外見からではわからないから、本人にいろいろ聞く(聞く技術も必要だけど)
生い立ちとか、背景とか、聞く。それで、その人生を追体験してみる。
そうすると、「あ~、ともかくお金を稼がないと、〇〇なんだなあ、ああ」なんて思ったり、
日本に来るときも、本当は大変だったんだなあ、今も国の家族のことをずっと思ってるだなあ、
なんて感じられたり。
もちろん、自分の価値観で、「この学生、えらい」「学校に来て、起きてるだけでえらい」とか
そういう気持ちになってもいい。(これは、ここで述べてる「共感」というより、自分視線だけど)
それでも、相手をリスペクトできると、幸せになるよね。
★注意★ 学校で寝てたり、真面目に勉強しない学生をそのまま肯定しているわけではないので、
よろしくお願いします★
ただ、一度、共感があって、相手の立場で考えることができたら、その先生と学生の間に
新しい心のつながりができて、何か、別のステージにいくこともあると信じています。
まずは、共感、それから、ようやく本当のコミュニケーションで、学生の本当の目的に近づけてあげることが
できたら、幸せ度アップする気がします。
今回は、ちょっと、日本語教師向け?になっちゃったかな。
以上です。
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